【医師が監修】 包茎とカンジダ症の関係とは?亀頭包皮炎は放置せず、薬で治療を

るのとともに、包茎治療を行うことも選択肢となるでしょう。

この記事では、包茎とカンジダ症の関係、亀頭包皮炎の種類と症状、およびカンジダ性亀頭包皮炎を改善するための方法についてご紹介します。

目次

  • 包茎とカンジダ症の関係
  • 亀頭包皮炎の種類と症状
  • カンジダ性亀頭包皮炎を改善するための方法
  • カンジダ性亀頭包皮炎は包茎治療を検討しよう

包茎とカンジダ症の関係

最初に、包茎とはどのようなものなのか、および包茎とカンジダ症の関係について見ていきましょう。

包茎とは?

包茎とは、成人男性の亀頭が包皮に覆われ露出できない状態を指します。症状により、真性包茎、仮性包茎、カントン包茎(嵌頓包茎)の3種類に分類されます。症状には個人差があり、状態によっては早期の治療が望ましいでしょう。

包茎は、包皮や亀頭から出た垢である「恥垢」と呼ばれるカスがたまりやすく、陰茎が不衛生な状態になりやすくなります。異臭や感染症の原因となることもあります。

包茎とカンジダ症の関係

カンジダ症は、真菌類(カビ)の一種である「カンジダ・アルビカンス(カンジダ)」が膣内に繁殖することによって発生する病気です。

女性が発症した場合には、外陰部や膣のかゆみ、おりものの増加などの症状が現れます。

男性の場合には、ペニスが外気に触れているためカンジダ症にはかかりにくいといわれています。ただし、包茎の場合には、亀頭が包皮に覆われているために菌が増殖しやすくなり、カンジダを発症しやすくなります。

カンジダを発症した場合でも、自覚症状が現れないことも多くあります。カンジダがペニスで増殖することにより、亀頭包皮炎を発症することがあります。

亀頭包皮炎の種類と症状

カンジダ菌が原因の1つとなる亀頭包皮炎の種類と症状を見ていきましょう。

亀頭包皮炎とは

亀頭包皮炎とは、亀頭と包皮の双方に炎症が起こる病気です。亀頭炎と包皮炎とを併発している状態といえます。亀頭包皮炎にかかると、亀頭と包皮が赤みや痛みが出たりなどの症状が現れます。亀頭包皮炎は、

・細菌性亀頭包皮炎
・カンジダ性亀頭包皮炎

の2種類に分類されます。

亀頭包皮炎の種類と症状

・細菌性亀頭包皮炎

細菌性亀頭包皮炎は、大腸菌や黄色ブドウ球菌などの雑菌が原因となって起こるとされます。体調不良や不衛生な状態が続くとかかりやすくなります。

細菌性亀頭包皮炎を発症した際に見られる主な症状は、次の通りです。

・発赤
・ただれ
・発疹
・かゆみ
・腫れ
・痛み
など。

症状が悪化した場合には、膿や分泌物が出てくることもあります。

・カンジダ性亀頭包皮炎

カンジダ性亀頭包皮炎は、パートナーの女性が膣カンジダ症にかかっていた場合に感染することがあります。

重症化した場合には、発赤やかゆみ、腫れなど、細菌性亀頭包皮炎と同様の症状が現れます。また、カンジダ性亀頭包皮炎に特有の症状として、カサカサとした薄皮がむけたり、湿った恥垢が出たりすることもあります。

カンジダ性亀頭包皮炎は、性交渉によって他人に移す可能性があります。カンジダ性亀頭包皮炎にかかった際には、早期に改善する必要があるでしょう。

カンジダ性亀頭包皮炎を改善するための方法

カンジダ性亀頭包皮炎にかかった場合に、改善するための方法を見ていきましょう。改善法には、薬で治療すること、および専門クリニックで包茎手術を検討することの2つがあります。

薬で治療する

カンジダ性亀頭包皮炎を改善するための方法として、薬で治療することがあげられます。カンジダ性亀頭包皮炎は自然治癒することもありますが、薬による治療を受けることでより確実な改善が期待できます。

薬で治療する際には、まず病院で診察を受け、原因がカンジダ菌であることを明らかにすることが必要です。そのうえで、抗真菌剤や内服薬などの処方を受けます。

カンジダ性亀頭包皮炎は、パートナーも感染している可能性があります。

カンジダ性亀頭包皮炎は包茎治療を検討しよう

以上で見てきたように、カンジダ性亀頭包皮炎は包茎の場合に慢性化しやすくなります。パートナーのことを考えた場合には、包茎手術を受けることによってカンジダ性亀頭包皮炎を改善および予防することは、ひとつの選択肢となるでしょう。

◎ 監修者プロフィール
氏名:河村 悦宏(カワムラ ヨシヒロ)
担当:新潟医院
役職:院長、医療法人社団上伸会 理事長